2021/05/12
高校生の時にしたe-スポーツイベント会社についての研究 part3
コロナ禍におけるeスポーツの効用を確かめるために、先述のように4月18日にサッカーゲームウイニングイレブンを使用した「第1回ウイイレみかさチャンピオンシップ」を企画しました。この大会は年間4回にわたって行われ、年間獲得ポイント数でシリーズチャンピオンを決めました。
開催にあたってまず、資金を調達するために1口10万円で企業に協賛依頼をしました。苦戦したもののAdmiral社から10万円を協賛してもらうことができました。景品表示法については、弁護士に相談しました。賞金総額を10万円とし、入賞者の賞金は上位から1位3万円、2位2万円、3位1万円、4位5千円と決めました。
当日の試合の様子は人気YouTuber「ちゃまくん」が実況し、彼のYouTubeチャンネル「ちゃまくん家ウイニングイレブン!FIFA!PES!サカつく」から生配信しました。また、KYANOS SCに所属する日本eスポーツ連合(JeSU)認定ウィニングイレブン・プロプレイヤー「かつぴーや」「Parika」選手が解説しました。告知期間が短かったにもかかわらず、大会参加人数は約100人で、配信中の視聴者数は合計約3500人でした。
また別の大会として、グランツーリスモSPORTを用いた「みかさ・のりおeGTチャンピオン・シップ」を開きました。この大会は現実のプロレーサー12人を集めました。賞金総額は56万円である。大会の様子は生配信せず、編集した動画をYouTubeにアップしました。
それら2つの大会で大会後に気持ちの面でどのような変化があったのか調査をしました。また、継続的な調査も1年半行いました。
調査内容はまず新型コロナウイルスによってストレスを感じているかというアンケートを行い、大会が終わった後にどのような感情が残ったかというアンケートを取りました。アンケートは約100人に送信し、87名の方が回答してくれました。
もう一つは、e-スポーツや、e-スポーツの大会を周りの人に勧めたいか、という質問を1年半通して3か月に一度づつ行ないました。なぜ継続的にこの質問をしたかというと、人に勧めるという行為は、e-スポーツをやってもらうことで勧める人がマインド的に楽しいという感情や、喜びや興奮という感情を抱いたりすることで起こることです。だから、このアンケートを取り続けることでe-スポーツの魅力を理解しほかのスポーツ同様に楽しんでもらえると考えます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回も続きからお話ししたいと思います。
石田波琉